良質な睡眠が美容に効果的なのは、『成長ホルモン』と、メラトニンという『睡眠ホルモン』の２つのホルモンの影響なんです。
もちろんそれ以外にも、ストレスのない生活を心掛ける、栄養バランスが取れていて規則正しい食生活を送る、自分に合っているスキンケアを使うなど、心身ともに美しくなるために必要な要素はあります。
でも、眠っている間に何もしないで美容にいい影響を与えられるなんて、睡眠に幸せを感じている私には最強です。（笑）
美容に睡眠が効果的なワケ
睡眠が美容に良いと言われる理由には、実は２つのホルモンが関係しています。
私達のお肌の新陳代謝が最も活発になるのが睡眠中で、この新陳代謝のサイクルは約６週間です。
この睡眠の中でも、ノンレム睡眠（睡眠後、３時間程で最も深くなる睡眠）中に分泌される『成長ホルモン』がこのお肌の新陳代謝を促したり、お肌の水分保持量を増やしたり、抗利尿作用によって体内の水分蒸発を防ぎ、お肌のツヤを改善してくれるんです。
更に、夜になると脳の松果体から『睡眠ホルモン』と呼ばれるメラトニンが分泌されるのですが、このメラトニン（睡眠ホルモン）が眠気を促すだけでなく、『成長ホルモン』の分泌を促す働きかけをします。
つまり、この『成長ホルモン』の分泌を促すにはメラトニンという『睡眠ホルモン』が必要であり、更にこのメラトニン（睡眠ホルモン）には抗酸化作用があって、体内の酸化を抑えることで、肌の老化やがん、生活習慣病などの予防にもつながるホルモンです。
睡眠効果で美肌になるためには
上記で成長ホルモンとメラトニン（睡眠ホルモン）が美容にとって効果があると述べましたが、長時間眠れば良いというわけではなくて、睡眠の質が重要なんです。
この睡眠の質を決めているのは『睡眠ホルモン』であるメラトニンで、睡眠の深さと長さが安定し、結果的に美容への効果に繋がります。
私達が日々の生活の中で、この睡眠の質を高めるためにできることは、メラトニン（睡眠ホルモン）の原材料となる『セロトニン』を増やすために、日中は太陽の光を浴びてウォーキングなど軽い運動をするのがおススメ。
そして夜、『睡眠ホルモン』であるメラトニンを減らさないためには、夜食は就寝の２～３時間前までに済ませる、就寝の１時間前にはPCやスマホを見ない、睡眠の質を良くするパジャマや寝具を使ったり、快適な寝室の環境を整えるなど工夫してみましょう。